ぽたぽた焼

SHERLOCK/シャーロック シーズン4のぽたぽた焼のレビュー・感想・評価

3.6
まだそんなにホームズ関連は観ていませんが、今のところ観た事のあるホームズ関連の映像作品などで描かれるシャーロックは

・ヤク漬けで無神経でぶっきらぼうな男
・スマートで頭のキレる細い紳士

のどちらかに振り切ってる事が多いような気がします。例えばエレメンタリーやロバートダウニーJRの映画やこのドラマは前者で、名探偵コナンや今読んでいる原作翻訳の本としては後者のイメージ。

私個人として初めてシャーロック・ホームズに触れたのは幼き頃から触れていたコナンの世界で工藤新一が語るホームズのみ。なので前者のホームズのようなヤク漬けの設定を知った時は大層驚きました。

観る方各々が初めて触れる作品によって彼やモリアーティの印象がガラッと変わるわけですが…一貫して変わらない人物が2人います。

1人は(ホームズまでいかなくとも)一般人よりは優秀であり、忠誠心やある種の愛を教えて与えてホームズを甲斐甲斐しく支えるワトソン。

そしてもう1人は気さくで人柄が良く、立場上ホームズと警察のお偉いさんに挟まれがちなホームズの同僚であり友人でもあるレストレード警部。

この2人はどの作品でも揺らぐ事ない存在としてかけがえの無い、代わりのいない役割を果たしているように思います。特にこのドラマでは俳優さんが兎に角ハマり役で、視聴者のイメージするワトソンとレストレード警部の良い例ではないでしょうか。普通の人たちであるにも関わらず、世間離れしたホームズのその才能を認めている唯一の理解者であり、他の人たちとホームズを結びつける重要な存在です。

しかしやはりこのシャーロック・ホームズ、最後までモリアーティが雑な扱いだった。もっと威厳のある(途中出てきたシリアルキラーくらいの)初老の男性であればもっと面白かったのだが、と思えてしまうのが惜しい。アイリーン・アドラーもあんなに美しいのだからもう少し観ていたかったな、と思ってしまうのが本当のところ。この2つが惜しかった。