堤監督の作品を見よう週間part25
※またまた長文だよ😇
同級生4人グループが綾瀬はるかさん、山田孝之さん、柄本佑さん、本仮屋ユイカさんとか今見たらすごいメンツでワイワイしてる楽しそうな高校生活エンジョイグループが尊すぎて…
私の高校は昼食外に買い出しNGだったけどなぁーいいなぁーとも←
実は一回も世界の中心で愛を叫ぶって見たことなくて友達や美容師さんに聞いても「絶対ドラマを見て」と言われたのでドラマ版を。
見てわかったけどこれ映画だと2時間でどー表現するんだろう？
尊い学生生活、付き合い、病気、死、後追い自殺未遂、現在の状況、現在そばにいる女性、現在で元カノのご両親との向き合い方…
多すぎたろうという中身。
これ、最初2話くらいはハマれるかなと不安で、3話の2人だけで最後の陸上大会になるかも的な感じを匂わせつつ記録録るところで涙して、私ってこういう青春もの弱いっけ？と思ったら…
話が進むと白血病とわかり、そこでもピンと来ず一時退院で学校に来てみんなに病気のこと隠したまま笑顔で雑談してる綾瀬さんを見て涙があふれて思い出したよ。
私、中学の同級生が白血病で亡くなったんだった。
中1の頃の1学期しか学校ほぼ来てなくて知らない子だし別のクラスなのに話すようになったのは私のクラスに来て「〇〇くんどう思う！？」ってその子と同じクラスの男の子について聞かれてから。
そこから✉やり取りしてて、だいたい内容も好きな人はいないのか、〇〇くんが良い人だ…みたいな話だったと思う。
2学期あたりで既に入院してた。
その子、この映画の綾瀬さんと同じ陸上部でなんかぼんやりと私の中の中学生時代の足りない頭では勝手に「陸上部だしそんな重い病気ではない」と勝手に思ってたんだと思う。
なんの違和感も感じず、少し経って久々に学校来たときは車椅子でニット帽みたいなの被ってて、それでも久しぶりー！〇〇くんどうなった！？みたいな話を全力笑顔でされてまた何も察することがなくて。
その後亡くなったというのを先生が発表してその子の親からみんなにと全員にノートと鉛筆とかが配られた記憶で。
全校生徒で黙祷とかあったけどピンとこず。クラスも別で接点がまったくなくて、その〇〇君のことがなければ私達は話すことはなかったと思う。
〇〇君はその子のクラスの男の子で私は塾が一緒だったんだけど、多分その子と席が隣だか同じグループになったかで私のことが好きだみたいな話を入学後すぐしてたんだと今ならわかる。キューピット役をかって出たんだと思う。それで話しかけてくれた、それくらいの仲でそこから遊ぶことも仲良くなる時間も足りなくて、忘れてしまっていた。
それをそのシーンでバーっと思い出してしまって涙が出た。
陸上のシーンも、その子が陸上部だったことがどこか記憶にあったから涙が出たのか？
この主人公は高校生だし恋愛もして彼氏もいるので状況は違うけどね。
付き合う前の出会いを振り返ってそこばかり大事に描いているわけではなく、付き合ってからの話なので余計こそ重みが出てる気がしたし、勧めてくれた周りの人のいう「本当に楽しい学生生活の二人だけではない4人の関係性のシーンの大事さ」「はじまりは大人の山田さん役の人から複雑な現在の心境や環境から始まる暗さ」とかもなるほどなぁと思った（だからこそ映画版よりドラマ版のほうが評価高いってのもあるかもです）
厳しい綾瀬はるかさんのお父さんもまたなんかやけにリアルだし。
今の日本のドラマとかっていいお父さんってめちゃくちゃフレンドリーか無口で無関心に見えて実は…のどっちかばかりだから娘の彼氏が死にたいって言ってて「死んでくれ」って言ったりかなりキツくて怖いお父さんの表現も時代かなぁと思う。
でも、大人になってからの最終回のシーンの
良い女性はいないのか？もし、結婚するなら娘のことは忘れたのか？相手の女性に失礼だそ？みたいな送り出し方は辛かった。
昔から別にそんな経験してないのに
「離婚歴のある男性（元嫁健在）」と「未婚既婚かかわらず元恋人と死別した男性」どちらかと結婚するならどっち？
みたいな典型的な質問あるよねぇ。
自分が初婚なのに離婚歴のある人は親が悲しむ
ただ付き合って別れるのと離婚ではワケが違うので何か本人に離婚される原因があったかもしれないと思うと…
がだいたいの後者を選ぶ理由で、前者を選ぶ理由は
別れたくなくて好きなまま死別してたら元カノとは違う。
死んでしまったらその人の悪いところを見ることはなく思い出だけ好きなままだから塗り替えることはできない
だとかそういう理由の人が多い印象。
これがお父さんの言葉にギュッと詰まってんなぁ、お父さんってできた人だなぁと思った。
でもやっぱり最終回を見ても、こんなの忘れられるわけないし一番好きだった人だと誰かを傷つけても思ってしまうのではないかとか、ただただ他の誰かじゃなく時間が解決してくれるしかないのではと思ってしまった…
