このレビューはネタバレを含みます
「永遠の別れ」
何度観たか知れない、どんな映画・ドラマよりも大声を上げて嗚咽を漏らしながら子供みたいに泣いた作品
何度観ても涙がボロボロ止まらない作品はこれだけ
ドクターを毛嫌いしてたジャッキーはドクターを頼り
パラレルワールドに行った間抜けキャラミッキーは男らしくなって帰ってきて
いつの間にかローズはダーレクを目の前にしてもふざけて挑発ができるほどドクターにそっくりになってて
ローズの「ずっと前に決めたの あなたから離れない」は9代目に置いて行かれて、タイムボルテックスと自分を繋いだ時だろうな
彼を愛し側で見てきたから彼の怒りも孤独も知った上で、家族と離れても全てを失ってもドクターと生きると決めた20歳の女の子
恋愛絡みは見たくないって意見も多いけど、これだけ長く生きてきた彼の心は激しく荒んでいて、彼にとって本当に心の拠り所になったのはローズだけだと思う
他のコンパニオンもいい相棒だったり親友だったり色々あるけどローズは彼は愛した数少ない相手で、彼の天使
故にローズとの時間は彼にとっての永遠であってほしかった
ラストのお別れシーンで目の前にいるのに触れることができないのはとっても上手い描写だったし、手を繋いだことはあってもキスさえしたことがない2人のプラトニックな関係がプラトニックなままで保たれる、この上なく哀しく美しい終わり方
ローズのテーマがあまりに美しくて悲しくて、このシーンのために書かれたのかと思うほどピアノで始まりバイオリンで盛り上がる曲がとにかく凄まじく切なさを引き出す
今じゃ曲を聴いただけでこのシーンを考えると泣いてしまう
S4のラストもここからずっと考えてたのかな?
クララと12thを観終えてから、モファット版10th&ローズがあればいいのにと強く思う