Train

HANNIBAL/ハンニバルのTrainのレビュー・感想・評価

HANNIBAL/ハンニバル(2013年製作のドラマ)
4.2
ハンニバル・レクターの『レッド・ドラゴン』のキャラが登場するドラマオリジナルストーリー。「色気溢れる」美食家かつ「武闘派」精神科医のレクター博士をマッツ・ミケルセンが演じる。毎度アート過ぎる殺人現場とかも魅力的だが一番の見所は主人公ウィル・グレアムのプロファイリング能力の描写。

映画版のウィル・グレアムのプロファイリング能力は「それ捜査してるの?」と思うほど割とあっさりした描き方だった。このドラマ版は視覚的かつ恐怖的に描写されている。ウィルの頭の中で殺人場面を再現し、自分が犯人を演じるのだ。しかしその能力は犯人への共感も引き起こすデメリットがある。事件を解決すればするほど自分が何者か分からなくなっていく…
映画版よりもウィル・グレアムという人物に関心が湧く造りになっていた。

7話目の犯人がどうやって自分の背中を切り開いて、自分を吊したのかというサスペンスドラマとして致命的なミスがあるがそれでも好き。CSIやコールドケースとか色々かじったけど個人的に一番出来がいいサスペンスドラマ。S2期待。
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