頭脳明晰ぶっちぎりサイコパス博士ハンニバル・レクターを、ぶっちぎりイケオジ北欧の至宝マッツ・ミケルセンが演じるドラマ。
「羊たちの沈黙」をはじめとしたアンソニー・ホプキンスverのハンニバル・レクターが大好きな身としては斜に構えて見始めたというのに、とんでもなく面白かった。
基本 毎回死体が出てくるけれど、イカれた犯人の仕業のせいか、もはや現代アートのオブジェ。ダミアン・ハーストの作品なんじゃ？と思う。常時薄暗いフィルターがかかったような画面も美しい。
そして、自閉症スペクトラムの一種として高い共感能力を持つがゆえか、メンタル不安定な捜査官ウィル・グレアムを演じるヒュー・ダンシー。不安定で危う気な雰囲気が凄い。その共感能力のおかげで優秀なプロファイリングをするけれど、身を削りまくっていて見ている方は母性が湧いてくる。無理すんな。
イッヌも出てくるので、犬派の方にはオススメ。
