本日鑑賞済み【1周通】
ウィルvsハンニバル、第2弾開幕。
✍🏻感想述べます。
〈あらすじ〉
12週間前、特殊な共感能力を持つプロファイラー・ウィル・グレアムは殺人容疑で逮捕され、精神病院に収容される。彼は連続殺人鬼「チェサピークの切り裂き魔」がレクターであると訴えるが、誰にも信じてもらえない。ある日、樹脂で覆われた6人の遺体がダムで発見され、FBIは捜査を開始。ビヴァリーは手がかりを得るためウィルと面会し、彼は失踪者の写真を「色見本」と表現。さらにその夜、ウィルはレクターにアビゲイルの耳を無理やり食べさせられた記憶を思い出す。
〈感想〉
ウィルとハンニバルの心理戦がいよいよ本格的に展開され、まさに一瞬たりとも目が離せない濃密なシーズンでした。ウィルが収容されている状態から始まり、記憶の断片と向き合いながら自分の無実を証明しようとする過程は緊迫感に満ちていて、サスペンスとしての完成度が非常に高かったです。
特に、ウィルとハンニバルの関係性がただの“犯人と追跡者”ではなく、互いに深く理解し合ってしまっているという奇妙で危険な絆が描かれていたのが印象的でした。二人の間にある“信頼とも錯覚ともつかない”独特の緊張感が、毎回のやり取りに強烈な引力を与えていて、その心理劇が物語の軸になっている点がすごく面白かったです。
残虐描写も相変わらず印象的で、美術的とも言える猟奇的な演出にはゾッとさせられる一方で、映像作品としての美しさすら感じる独自の世界観が際立っていました。グロテスクさに走るだけでなく、それがキャラクターの内面や物語のテーマにしっかりとリンクしている点が、このシリーズの強みだと思います。
また、ウィルの内面描写や彼を信じ始める捜査班の変化、そしてビヴァリーやアラーナなど周囲の人間との関係性も丁寧に描かれていて、単なる犯罪ドラマにとどまらない人間ドラマとしての深さも感じられました。
シーズン3が楽しみだけど、サブスクから消えたので先延ばしになりました...。
〔最後に一言〕
"全身切断展示会は頭に焼きついた"