IIDA

HANNIBAL/ハンニバル2のIIDAのネタバレレビュー・内容・結末

HANNIBAL/ハンニバル2(2015年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

辛すぎて途中何度もギブしそうになった。
ウィルの持ち込んだ匂いからラウンズが生きていた事を知ったハンニバルの心に吹き荒れた嵐が伝わるようだった。
マッツ名演ですね。
ラストの降りしきる雨に打たれながら血塗れの宮殿を後にする彼に祈りたい気持ちになった。
誰からも共感されず、誰にも知る事が出来ず、誰にも止められない、人心を操り食物として取り込み続ける彼を不道徳にも神の域に見えて恐ろしかった。
神ではなく、悪魔の域なのだが…。
度々出てくる牡鹿が猟奇殺人に使われたアイテムやモチーフより、幼少期のトラウマによって誕生したモンスターに思えた。
撃ち仕留め損ねた牡鹿はまた生き延びてしまったが、他の猟奇殺人犯に近付き法で裁けない手段で裁けるのも唯一、彼だったので悲鳴を飲み込むしかない。
アビゲイルさえ無慈悲に彼に裁かれたのだから。
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