このレビューはネタバレを含みます
シーズン1では可哀想なほど無防備だったグレアムがシーズン2で覚醒。強かさでレクターと拮抗するようになる。
レクターがどんな人間か理解していながら対等に向き合う人間はグレアムただ一人。
ほかの者は餌食になるか逃げるか利用されるだけだった。
ただひとりの好敵手。
自らを生きたエサとしてレクターに近づくグレアム。
レクターをそそらせる純粋さのパワーに色気が漂う。
余談:
レクターと共感覚を味わってしまったグレアムの気分を連想した読書体験を思い出した。
ソローキンの「ロマン」