きしもとせいや

仮面ライダー龍騎のきしもとせいやのネタバレレビュー・内容・結末

仮面ライダー龍騎(2002年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

メモ

ライダーの戦いの目的⬇︎
神崎士郎が妹の神崎優衣に新しい命を渡すため
(神崎優衣は20歳で死ぬ)

なぜライダー同士を戦わせる?⬇︎
より強い命を求めるため

失敗すると何度でも1からやり直している為、物語がループしている
オーディンのタイムベントもその1つ。
それによって物語の結末が何通りもある。


・テレビ版
蓮が生き残り恋人の恵理が復活
士郎が結衣に命を渡す事失敗
またループを繰り返す

・テレビスペシャル(地上波)
視聴者投票でエンディングを決定するマルチエンディング方式。
仮面ライダーベルデが登場、これで登場ライダー11人,
コアミラーというものが存在。
それを壊せばミラーワールドが閉じれる
真司がそれを壊そうとするが思い留まる。
死んだ蓮の思いを引き継ぎ戦い続ける事を決意。
残りの11人を相手に戦い始めたところで終了。

・テレビスペシャル(未放送版)
大まかなストーリーは地上波版と同じ。
蓮は死に真司はコアミラーを壊し、ミラーワールドを閉じ戦いを終わらせた。
かと思ったら現実世界に戻った真司の元にまたカードデッキが
ミラーワールドから真司を見つめるライダーの姿や声も確認され、闘いからは逃れられない事を知らさせる。
そこで終了。

・映画版
優衣の誕生日まで後3日のところから物語がスタート。
北岡の病気設定もなしでライダーもリュウガとファムも登場し13人出揃う。
テレビ版では尺が足りずに13人出す事が出来へんかったんかな?
優衣が自殺し士郎も絶望しながら消滅。
真司と蓮以外は死ぬ。
お互い死なずに無事にモンスターを倒したら2人で最後の闘いをする事を決意し、リアルワールドに現れたモンスターを2人で倒しに行くところで終了。

海外ドラマ版も見たくなった。


テレビ版の最終回では
ライダー10人だけで13人も登場せんかったけど?
またループして終わったんか?
何のためのタイムベントでの修正やったんか?
って疑問は残ったけど、これも物語の結末の1つって事でいいんかな?

子供向けの作品でかなり複雑なループものの作品にしてるあたりも改めて見直すと色々考察出来て面白かった。

『仮面ライダーは正義の味方』という考え方が覆される作品。
ライダーVS悪の組織、という構図ではなく
ライダーVSライダー
人を守るために戦う
自分のために戦う
闘いが好きだから戦う
楽しいから闘う
各々にそれぞれの理由で戦い、葛藤していく。

最終回前に主人公が死んだり、主要メンバーが次々と死んでいく展開も衝撃的だった。
死や命について各キャラそれぞれの考え方があり、観ている側も死について考えさせられる作品。
最終的にこんなにたくさん死ぬとは思わなかった。
子供はこの暗いエンディングを見て理解して楽しむ事が出来るのか…笑
きしもとせいや

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