子どもの習得レベルにあった塾の設立を機に、教育戦争が過熱していく日本を舞台に、教育とは何かを問いかけるお話。
たったの5話でしたが、かなり良かったです。
日本の教育は学習指導要領に則りカリキュラムが決まっていて、子どもによって習得具合が違う現実に合わせたものにはなっていません。
学校以外でもその習得を補う時間が必要であり、「塾」や「通信教育」という事業が根付いています。
学校での教育以外でそういったことが必要になること自体、非常に疑問に思っていて、そうなるとそもそもその指導要綱が良くないんではないか?と素人ながら思ってしまう。
しかし、まぁそれを考え始めると今の受験システムがどーのこーのという話になってしまい、子どもも千差万別十人十色ですから、行き着きついた現実が結局は「今」ってことなんだろうなぁとも思える。
このドラマを見終わる頃には、学校は集団の中での社会形成と、基本的な知識を教育する場であり、個人の習得の違いは塾だったり、通信教育で補っていくしかないのかなぁと思う自分がいました。
確実に言えるのは、学校だけじゃ不十分で、各個人が勉学に励むということにどう向き合うか、実践していくかということに尽きるのかなと。
子どもだけじゃなく、人間はいつまでも勉強が必要になる生き物。
なんだって教育が必要になる。
教育の大事さを感じることができる良作です。
しかし、5話だからか、老人メイクが微妙なところは苦笑しかない(^-^;
原作を読みたくなりました。