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太陽を愛したひと ~1964 あの日のパラリンピック~のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.7
1960年、整形外科医の中村裕(向井理)はイギリスでスポーツを取り入れた障害者医療を学ぶ。帰国後、障害者スポーツを広めようとするが、日本はリハビリという言葉すらない時代。「見せものにするな」と反対される。そんな彼に驚きのミッションが!東京パラリンピックを実現させよ、というのだ。再び立ちはだかる社会の常識という壁。妻・廣子(上戸彩)や仲間の支えで、次々と突破していく。取材をもとに初ドラマ化!
イギリスでスポーツを取り入れたリハビリテーションを学び、パラスポーツを広め、日本初の障害者の作業所を作った中村裕の苦闘を、部活で脊髄損傷となったアキラ(志尊淳)や交通事故で脊髄損傷となった村上久子(安藤玉恵)との共闘、作業所を作るまでの苦労を通して描いていて、「障害者に対して腫れ物に触るように過保護に接することが差別」「失ったものを嘆くより、今あるものを最大限生かそう」という考えの下に障害者の能力を最大限引き出して生き生きと生きるように障害者を時に厳しく親身に障害者の声に耳を傾けて奔走した中村裕と障害者の苦闘に、障害者福祉や支援のありようを考えさせられ心揺さぶられ、向井理や志尊淳の熱演が印象的なヒューマンドラマ。
ただ短い時間で、展開が駆け足だったのが残念。2時間ドラマか連続ドラマで見たかった。