すごく好きな作品。
本木雅弘が敏腕編集者で、毎回淡々と話すところから物語が始まっていくのが良くて、彼の饒舌な話し方から一気に引き込まれた。
でも、今作で一番印象的なのが石田ひかりの演技。こんなにも自分に自信があって、でもその自信に負けないくらいの綺麗さがまた良かった。
2人が出会う、彼女の夫が亡くなった葬儀のシーンが印象的すぎて、ずっと頭に残っている。真っ直ぐ前を見つめる彼女が、何を話しているのか気づいてしまった。
彼にしか分からなかったその事をきっかけに、どんどん惹かれていく姿がめちゃくちゃ面白かった。
彼女の言葉一つ一つが魅力的で、石田ひかりが演じるからこそ良かったと思う。彼の心を見透かしたような台詞の数々がすごく良いドラマだった。
あまり見たことのなかった原田泰造の演技も良くて、どのキャストも本当に適役だったし、天海祐希と石田ひかりの会話劇も良かった。
