たわらさん

ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン 2のたわらさんのレビュー・感想・評価

4.4
善悪は相対的であるが、その善悪を判決する法の執行人は罪悪感が薄く冷淡であるサイコパスが向いている。これは行政も同様である。政界にいる以上、完璧である事が重要視される。では、完璧な人間というのはいるのだろうか。過去の汚点は容赦なく闇に葬る。野望の階段を上がるには良心は足枷なのである。これは政界に限った事じゃないかもしれない。

また、自分の立ち位置が常に危ぶまれる環境下である。そんな緊張状態が続くと、人は欲に駆られるのが印象的であった。ダグが人間味を帯びたりとサイドのキャラクターも掘られたのは好みであった。
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