このレビューはネタバレを含みます
ケイシーが幸せを得られて嬉しい一方、最後！！！！最後がもっとハッピーエンドが良かった！！！！！！！！
最後のキスで心をもう一度開き始めて新しいスタートを切っているっていうのは分かるんだけど、分かるんだけども、やっぱりここまで積み上げてきた2人のことが、チームのことが好きだったから、思い出せないまま終わってほしくなかった。家とか子供とかのことまで話が進んでいたのに、また振り出しに戻っちゃうのが悲しい。
思い出したという解釈もできなくはないかもだけど、私には少なくともそうは読み取れなかったし、戻ったサラとみんながいつも通り楽しくやっていくのを見たかった。
エリーとデヴォンが引っ越すとか、新しい一歩を踏み出すのは全然いいと思うんだけど、その前にみんなでパーティー開いて楽しく笑っててほしかった。そのシーンが観たさすぎて脳内で勝手に流れてる(捏造)
ポルノウイルスとかカバーで働いてたバイト先のこと思い出してたっていうのは唯一の救いだとは思う。
きっとそのうち何かを作って記憶を取り戻すとか、自然に記憶が戻るとか、いい方向に進む片鱗は見えた。ただ、片鱗じゃなくて全体が見たかった……。
今までなんだかんだ大丈夫っていう安心感、いい意味で絶対ハッピーエンドっていう安心感があったから、まさかこう持ってくとは思わなくて、裏切られたようなそんな気持ちに勝手になってしまった。この作品に対してはハピエン厨だった。
きっとチャックはチャックらしくまたサラを支えていって、記憶がどれだけ戻るかということに関わらずやっていけるとは思うけど、それでも悲しいもんは悲しい…。
最後の敵が、今までの因縁のって感じではなく新規の敵だったから、いまいちのめり込めないというか、それこそムカつくけどラスボスがショウとかの方が良くなかったか？と思っちゃった。今まで関係無かったぽっと出が俺たちのサラを奪うのか！？！？クソが！！！って気持ち()いやまぁそれがショウの方がムカつくか…(自問自答)
誰であれ、サラの記憶は消さないでほしかった。せっかくの最後はサラらしいサラを見ていたかった。
CIA内部の腐敗を一掃してエンドで良かったと思うんだけど、13話に対して敵が盛り込まれすぎてたかな。テンポの良さは魅力だけどね。
こうして振り返ると、最初は誰のことも信じられない慈悲のないスパイだった2人が、あそこまで人間らしく変わったのが本当に感慨深い。最後ケイシーがハグするとこで涙ぐんじゃった……。個人的にケイシーガチ推しなので、幸せになれそうで良かった。
この作品はものすごく大好きで、だからこそこのエンドを簡単に飲み込めなくて、でもわからないわけでもなくて、新しいスタートという意味でハッピーエンドであるのも確かではあって、何とも言えないし評価の数字もどうすればいいのかわからない。たのしかったけどかなしい！！！
作品全体としては、何事も続かない私が狂ったように観続けられた本当に素晴らしい作品！登場人物をみんな好きになれる。是非もっともっとたくさんの人にみてほしい。
