みゅー

恋のツキのみゅーのレビュー・感想・評価

恋のツキ(2018年製作のドラマ)
3.9
「映画は ラストがイマイチでも
途中ちゃんと楽しめたなら
私は十分 いい映画として心に残す」

何回も出てくるワコの心の言葉


もうすぐ32歳のワコには同棲して3年の彼氏がいる。
でも結婚意識してくれるわけでもないし、どこか頼りない彼氏ふうくん。
映画館でバイトしてるワコの目の前に高校生の伊古が現れ…。


映画館でバイトしてるワコ。伊古くんも映画好き。ということでドラマ全体に映画要素があって楽しめる。
なんなら各回のタイトルもそれに因んでいたりもする。『ブルーバレンタイン』とか『雨に唄えば』とか。


恋愛の綺麗な部分じゃなくて汚い部分を全面的に出してくれてるので、色んな意味で共感できる部分も嫌悪感MAXな部分もある。

伊古くんが好きだけど、ふうくんと別れるのは嫌ととっさに思ってしまうところは、幸せではないかもしれないけどなくならない安心感を手放したくなかったり。
伊古くんが年相応の楽しみを見つけた時に何となく嫉妬してしまうしどうしようもなく嫌なはずなのに、いざ自分に依存されるとそれは嫌だと思ってしまったり。

ほんの少しだけ、ワコと重なる部分が自分にあったりするから観ててうわぁぁって感じだった。(16歳も年下の子に手を出したりはもちろんしてないよ)

原作にはいないオリジナルキャラとして登場する映画監督(川谷絵音)の架空の作品『感情のない海』は実際に観てみたい。


と、ここまでつらつら書いてきたけど、
今作はなんと言っても伊古くんを演じてる神尾楓珠に注目!
『3年A組』にも出ていた彼。
色気がすごいし、あんな高校生いたら好きにもなるし、一回り以上年上のワコに対して「かわいい」
ってちゃんと言ってるのがたまらない。

ワコは漫画だともっとふわっとしてるイメージ。



2話で伊古くんとデートしてる渋谷の映画館はたぶんヒュートラ渋谷かな??と思ったけどやっぱり違う??


ワコがバイトしてる映画館の上映作品

・わたしはロランス
・リアリティのダンス

ワコがおすすめの映画

・胸騒ぎの恋人
・エターナル・サンシャイン
・トーク・トゥー・ハー

ワコがとっさに嘘ついた時に出た映画

・死霊のはらわた


最後に出てくる「シネコヤ」
実際に湘南にある、映画と本とパンのお店。
ここは1回行ってみたかったから、少し暑さが落ち着いたら行ってみようかな。
みゅー

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