高円寺ぱか

ブレイキング・バッド SEASON 1の高円寺ぱかのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ガスマスク+ブリーフ一丁の親父+銃という完璧なオープニング。

ウォルターの人物像がとにかくいい。主にスカイラーからの善意の押しつけに流されて治療費が嵩み、それを調達するためメス精製を再開するのだが、そこに、元同僚からの施しを拒否するという自身の判断が挟まることで、ただの巻き込まれキャラではないことが表明される。



#1
宙に舞うチノパン。逃走するキャンピングカー。ガスマスクにブリーフ一丁の男。サイレン。ビデオテープに妻子へのメッセージ。銃を構える。

化学教師ウォルターはガソスタのアルバイトも兼ねるプアホワイト。倹約家で妊娠中の妻スカイラー、足の不自由な息子ジュニア。癌で余命二年を言い渡され、思い立ったのは麻薬で家族に金を残すこと。元生徒の売人ジェシーと手を組み、キャンピングカーで高純度のメスを精製するが、クックの元相棒と売人に攻められピンチ。ウォルターは赤リンで神経ガスを発生させ2人を倒す。

#2
生き残ったクレージーエイトの殺害をウォルターが、死体の処理はジェシーが担当するが、どちらも躊躇する。ジェシーはやるがバスタブと天井が抜ける。一方、ジェシーの不注意でスカイラーは夫の麻薬を疑い始め、妹に相談。DEAの義弟にはジュニアが麻薬をやっているように伝わる。

#3
ウォルターはクレージーエイトを殺すか悩み対話を試みるが、皿の破片を隠し持ったのが決め手で殺す。

#4
ウォルターは癌を告白。スカイラーは張り切り高額の治療に手を出そうとする。ジュニアは父の素行を疑う。ジェシーは友人に高精度メスの件をもらす。クリスタルとして有名になる。幻覚に襲われ実家に帰る。ウォルターに会いに行くが喧嘩別れ。優秀な弟の隠したマリファナの所持を疑われ追い出される。ウォルターは街ですれ違った腹の立つ気取り屋ケン・ウィンズの車を燃やす。

#5
ジェシーは就活先で昔の仲間と出会い、メスを作るが精度が悪く仲違いする。ウォルターは昔の同僚エリオットから引き抜きと治療費の提供を提案されるが、スカイラーの画策だとわかり立腹する。スカイラーは弟夫婦にウォルターが麻薬をやったと改めて言い、全員交えて告白大会をする。治療推進の妻と反対の弟夫婦が荒れる中、ウォルターは治療を拒否する自分の選択を語る。だが打ちひしがれる妻のため、治療することに…。エリオットの金を断り、ジェシーを訪ねる。

#6
ウォルターはジェシーに自分は秘密のパートナーで流血沙汰はごめんだと約束させる。だがそれとザッピングするように、禿頭で血のついた紙袋をぶら下げヤンキーたちに恐れられるウォルターの映像が流れる。

ウォルターは治療を始める。ジェシーはウォルターの肺癌に勘付く。ウォルターは一攫千金を狙い卸売業者への接近を提案し、ジェシーはクレージーエイトの後釜に座ったトゥコに接触するが、クリスタルを奪われリンチされる。ウォルターは頭を剃り、トゥコの元へ乗り込み、雷酸水銀を爆発させトゥコに購入を承諾させる。

#7
トゥコから求められた量を精製するため、新たな材料を模索する2人。一方、スカイラーは妹の万引きを疑い始める。