Masato

ブレイキング・バッド SEASON 2のMasatoのレビュー・感想・評価

5.0

トゥコとのドタバタ劇からジェシーの転落劇。ウォルターの狂気と高いプライドの側面が悪い方向へ出てくる。

悪事をしてまで稼いだ金を誇りに思えず、家族には隠し通さなければならない。

そして、死ぬ運命が遠のく。どうせ死ぬのなら、薬作って家族のためにお金を残す。という理由で悪事に手を染めたのに、どういうわけか、そのお金で自分の命を救ってしまった。このジレンマがウォルター自身に重くのしかかっているのだろう。結局、死んだあとならどんな理由をつけてもある程度平気だが、生き続ければお金は家族に渡せないし、生きているうちに悪事を家族に告白すれば…分かれるしかない。その怒りが手術後のトイレのあのシーンだと思う。

良いことも悪いことも、全てが複雑な感情へと苛まれる原因になってしまう。

ソウル・グッドマンのコミカルなキャラが救いで、後半からはどんよりした空気が続く。

ラストはものすごい終わり方をする。

ハンクがますます人間味があって良いやつになってきてるのと、クリステン・リッターがクズ野郎過ぎてドン引く。脅すシーンは死ぬほどムカついた。てめえなめてんじゃねえぞ!

それと、アメリカはもう少し共産的でもいいと思うんだけどね。共産主義だと言い張って国民皆保険とか嫌ってるけど、結局それを国民全体が嫌った結果がこれなんだよね。資本主義といえばそうなんだけど。結局民営のみでやってる以上は保険にも格差はつくし。日本は日本で色々と問題抱えてるけど、制度自体に不満はないわけだしね。

社会保障を充実していかないと、必ず社会からこぼれ落ちてしまう人が出てくる。ということが如実にわかるドラマ。