Ayakashd

ブレイキング・バッド SEASON 5のAyakashdのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ホーリーシッッッッ!!!!!おおう。ここからあと8話でフィナーレを魅せるとは、なんたること。なんたるクリフハンガー。すげードラマだなほんとにこれ。いやー。いやー。願わくばGoTもあと8話は欲しかった。間違えた、これブレイキングバッド のレビュー。
しかしとんでもない老害だなウォルター。ここまでくるともはや爽快だったわ。家父長たる尊厳も失い、あとは、バッドケミストとして、自らの血まみれの手腕に、自分のプライドをかけてしがみつくしかなくなった、老害。そういうエゴとプライドで盲目になってる人に限って自分は合理的だと信じてるから手がつけられない。どんどん状況が悪化していくウォルターに、もうジェシーに近づくなって何度思ったか。
オザークもそうだけど、各登場人物の予想不可能な、非合理的行動の絡み合いでプロットが進行する様子が、死ぬほどクレバー。だって、各人物の選択の組み合わせで何パターンあるよ?そのなかから、もっとも予測不可能で、もっともまともではないチョイスが脚本に採用され、にもかかわらず、圧倒的説得力を持って観るものに迫ってくる。人間の非合理性を突きつけられるよね。心の奥底に眠る弱さや罪深さが炙り出されて、ぞっとさえする。すごい脚本だよ。
とはいえ、このシーズンはポスト・ガスの後処理が中心で比較的心穏やかだった。ジェシーが荒れてなければ、そんなに心が波立たないから。あー、だからファイナルシーズンが心配だよー。
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