ついに見終わってしまった……自分はベターコールソウルを先に見てしまったので、これでもう本当にロス状態になってしまった。最終シーズンに関しては、エピソード数も増え、敵味方がどんどん入れ替わっていく騒々しさもあり、またこれ以上ない(ウォルターの)物語の閉じ方もしたので、心地よい徒労感があるが、それでももっとアルバカーキの荒野と青い空を見ていたかった。
しかし自分でも意外だったのは、思いのほかシーズン4ラストのガスの死を引きずってしまっていたこと。シーズン5前半に乗り切れない自分がいることに驚き、シーズン5折り返し付近でマイクの死を目の当たりにしたところでやっと「この物語は本当に終わるのだ」と理解した。何のことはない、自分も彼らと同様、覚悟が足りていなかったのだ。マイクの最期のエピソードは哀しくも穏やかで、この作品で最も忘れられない瞬間のひとつとなった。あとソウル、本当にいいタイミングで離脱してくれて嬉しかった。2021年に配信してくれるだろう(と信じてる)、ベターコールソウル最終シーズンを心待ちにしています。
