学生の頃に読んでハマった原作小説。
ドラマ化されてるとは知らず、最近深夜に再放送されていたので録画して鑑賞。
全体的な雰囲気としては原作の持ち味が出ていたと思うが、ストーリー自体はかなり脚色されており、殆ど別物とも言えるものだった。
とは言え、この作品の最大の魅力はやはり、多感な思春期の少女が自分は特別だと信じたり、優等生への憧れだったり、誰もが経験した事があるような青春ドラマ。そして、学校の古くからの言い伝えを解き明かして行くと言ったミステリアス溢れる展開が魅力であり、原作とは違うもののこれはこれでなかなか面白かった。
ちょっと怖いテーマ曲や不安を煽る劇伴なんかも内容に合っていて良かったな。
また、今となってはキャストが豪華過ぎるのも魅力だ。
鈴木杏は等身大の普通の中学生を初々しく演じていたし、山田孝之は美少年過ぎるし、栗山千明は転校生役にぴったり過ぎるビジュアルだったし、松本まりかは明るいクラスメイトながら、たまに見せる闇とのギャップがとても良かった。
