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花へんろ 特別編「春子の人形」のmakoのレビュー・感想・評価

3.5
早坂暁が自らの体験を基に残した最後の作品。「花へんろ」の特別編。
戦時中、兄妹として仲睦まじく育った良介(坂東龍汰)と春子(芦田愛菜)の過酷な運命を描いた物語。

お遍路道に沿った商家の軒下に人形と一緒に赤ん坊が置き去りにされていた。この子は春子と名付けづけられ、良介の妹として育てられた。
やがて春子は兄にほのかな恋心を抱くようになる。
兄が海軍兵学校に入学し、手紙のやり取りを兄としていた春子は面会しに防府へ向かったが広島で防府行きの電車はもう出てしまい。足止めをくらう。そしてあの原爆で行方しれずに。
お互い想っていたのに戦争でそれが叶わず。
戦争は人生を狂わす。
世界規模で戦争はなくなってほしい。

芦田愛菜ちゃん、大きくなって(親戚のおばちゃん目線です笑)
良介役の坂東龍汰は桐山漣を少しふっくらさせた感じで似てたな。
あと、イチ子役の中西美帆は橋本愛に少し似てたな。

切ない物語でした。
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