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ブラック・ミラー シーズン1のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ブラック・ミラー シーズン1(2011年製作のドラマ)
4.7
ハイテクが発達した現在。行き過ぎた進歩とハイテクノロジーが、見せる奇妙な世界の闇。
エピソード1「国民」。
国民に人気のスザンナ姫が誘拐され、拉致監禁されている映像を見せられたイギリス首相は、あることを脅迫される。それは、イギリス首相である自分の名誉を辱しめられる行為だった。なんとかスザンナ姫を救出しようとするが、デッドラインへのカウントダウンが迫る。
エピソード2「1500万メリット」。
テクノロジーで支配され、電気を作るために動画を見せられながらエアロバイクをこぎ、メリットという通貨を稼ぐ徹底的に管理された毎日。自由になるためには、オーディション番組に出てスターになるしかない。ある日、美しい歌声を持つアビーに恋したビングは、オーディション番組に出演するチケットを買いアビーをオーディション番組に出演させる。だが、それは、予想外な運命がが待っていた。
エピソード3「人生の軌跡のすべて」。
自分の目を通して過去の記憶をチップに記録出来る世界。リアムは、面接が上手くいかず、何度も繰り返し映像を見た。その後、友人のパーティーに参加するリアムだが、妻が他の男性と親しく話しているところを目撃する。浮気を疑ったリアムは、妻に記憶を見せろと迫る。
下世話な野次馬根性や好奇心や集団心理がエスカレートするネット社会、エンターテイメントなどで餌付けされ刺激以外に無関心な消費者という家畜にされる巧みな管理社会、記憶が再生可能なことで人間関係が拗れるテクノロジーの罠。
テクノロジーが発達した社会の隙間に表れる奇妙な世界や罠の恐ろしさがシニカルなユーモアで描かれていて、底なし沼のようにハマるサスペンスドラマ。