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ブラック・ミラー シーズン1のenのレビュー・感想・評価

ブラック・ミラー シーズン1(2011年製作のドラマ)
5.0
1.国歌
世にも奇妙な物語が比較にならないほどエグいことで話題のブラック・ミラー。そのシーズン1の1話。王妃が何者かに誘拐され、その犯人の要求は、"16時に首相が豚と性行為をしている様子を公開生中継する"というものだった。
政府が情報規制に徹したとしても、YouTubeやTwitterで拡散される様子や、王妃の無事の行方の真実が現代社会を上手く風刺していた。特に、ラストシーンの後味の悪さが良かった。
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2.1500万メリット
箱の中で管理される社会でやりがいのない生活を送るビング。ある日、ふと耳にしたアビの歌声に惹かれて、管理社会の人々の夢の舞台であるオーデション番組への出場権をプレゼントするのだったのだが...
広告による商品の消費のために、生産を繰り返す社会を風刺する皮肉っぷりを感じた。ビングもどんなに足掻いたとしても、結局箱の中の世界の一人なんだなという結末だったが、この話をコンテンツとして作る時点でなんだか滑稽だったな
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3.人生の軌跡のすべて
頭部にチップを埋め込むことで、今まで目で見てきた記憶を保存、再生、消去ができる世界の話。
物語中に、空港のチェックに使われていたりと不正のない世界にもなるが、信頼するはずのパートナーの裏切りも知ることができてしまう世界になってしまう。
そんな世界は息が詰まりそうで、楽しくなさそうだな
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