このレビューはネタバレを含みます
#1 ずっと側にいて
夫を亡くした代わりに手に入れた
A.I.によるネット情報をかき集めた
最先端の外面だけの夫。
失くしたものはそれだけではなかった。
失くして気付くものがある。
亡くして気付けるものがある。
取り残された妻とお腹に宿る子ども。
本当に大切な存在をいかに感じ取れるかがわかる作品。
#2 白いクマ
犯した罪は自分に返ってくるというが...
これは既に大衆の見世物になったサーカスの動物たちよりも辛い...
ループ、ループ、ループ...
繰り返し行われる自分自身の罪に向き合い、その都度 悪魔のような扱いを受けなければいけない。
もう既にどっちが悪なのかわからなくなってくる始末。
#3 時の"クマ"、ウォルドー
本音と建前の表現方法が素晴らしい。
普段 顔を見せない職業 アニメーションの声だけを担当する人が人気上昇から
政治参入する事で、より其処を表現していた。
声をどう届けるか、で事象の行方は分からなくなっていく。
と、同時に皮肉と罵詈雑言の使い方が秀逸だ。
的を得ている上に、気づかせさせる言葉遣いの応酬。
#4 ホワイト・クリスマス
ちょっとずつ繋がってくるだけで
もう怖い...
S2 に及ぶ タイトルの文字繋ぎとでも言うのか、アイディアはどこから浮かんでくるのか。
そして、#4では、サブタイトルごと冒頭で割ってみせる。
今シリーズでは長尺の同話。
前半、後半で分け
分ける様をイマジネーションライン(会話を撮る際に敷く見えない線)を超えさせて変化させていた。
話の持っていかせ方の巧みさ
構成を駆使した特異的な展開
一つずつ浮き立たせても怖いSF要素
<まとめ>
ここまできて、最後繋がっていかせましたっ!的な展開きたら、もう悍ましい(嬉しい)んだが。笑笑
世にも奇妙な物語 とか 観れなくなりそう...