Kubo

ブラック・ミラー シーズン2のKuboのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・ミラー シーズン2(2013年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

#1 ずっと側にいて

夫を亡くした代わりに手に入れた
A.I.によるネット情報をかき集めた
最先端の外面だけの夫。

失くしたものはそれだけではなかった。

失くして気付くものがある。
亡くして気付けるものがある。

取り残された妻とお腹に宿る子ども。

本当に大切な存在をいかに感じ取れるかがわかる作品。

#2 白いクマ

犯した罪は自分に返ってくるというが...
これは既に大衆の見世物になったサーカスの動物たちよりも辛い...

ループ、ループ、ループ...
繰り返し行われる自分自身の罪に向き合い、その都度 悪魔のような扱いを受けなければいけない。

もう既にどっちが悪なのかわからなくなってくる始末。

#3 時の"クマ"、ウォルドー

本音と建前の表現方法が素晴らしい。

普段 顔を見せない職業 アニメーションの声だけを担当する人が人気上昇から
政治参入する事で、より其処を表現していた。
声をどう届けるか、で事象の行方は分からなくなっていく。

と、同時に皮肉と罵詈雑言の使い方が秀逸だ。
的を得ている上に、気づかせさせる言葉遣いの応酬。

#4 ホワイト・クリスマス

ちょっとずつ繋がってくるだけで
もう怖い...

S2 に及ぶ タイトルの文字繋ぎとでも言うのか、アイディアはどこから浮かんでくるのか。
そして、#4では、サブタイトルごと冒頭で割ってみせる。

今シリーズでは長尺の同話。
前半、後半で分け
分ける様をイマジネーションライン(会話を撮る際に敷く見えない線)を超えさせて変化させていた。

話の持っていかせ方の巧みさ
構成を駆使した特異的な展開
一つずつ浮き立たせても怖いSF要素

<まとめ>
ここまできて、最後繋がっていかせましたっ!的な展開きたら、もう悍ましい(嬉しい)んだが。笑笑

世にも奇妙な物語 とか 観れなくなりそう...
Kubo

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