「宇宙船カリスター号」☆4.0
冒頭の「スタートレック」を思い起こす様な古き良きSF的シークエンスが、後に恐ろしい背景を持っている事がわかるのが上手い演出。
知能を持つ電子クローンをプログラムの中で奴隷の様に扱う姿は、デイリーの現実での背景を知っていても酷いものだった。
確かに現実でのデイリーに対する周りの態度は酷いが、だからといって電子クローンをいたぶって良い正当な理由にはならない。
と言いつつ、自分がデイリーの立場だったら絶対にやっていないという確証はない。
この作品はデイリーの様な人、デイリーの周囲の様な人への各々にメッセージが込められた作品だと感じた。