のりまき

名探偵ポワロ シーズン3ののりまきのレビュー・感想・評価

名探偵ポワロ シーズン3(1990年製作のドラマ)
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複雑に絡み合ったそれぞれの思いが事態をややこしくするというクリスティーお得意のパターン。今回の目玉は美女に簡単にポーッとなるヘイスティングスとそれを慈母のような眼差しで見守るポワロ。地元警察と張り合って子供のような賭けをするのもご愛嬌。ラストの粋な計らいからの、なんともいえない表情。さすがデビッド・スーシェ、やるなあという感じ。

『あなたの庭はどんな庭』庭園、馬、牡蠣、マザーグース、英国人の好きな物いっぱい。四人のキャラが定まって、趣味嗜好からライフスタイルまで絡めてあってくすくす。××アレルギーのヘイスティング、代打で外出のミスレモンの聖域を荒らす。警部とポワロがポッケに手と後ろ手で並んで歩く様。ロシア正教会のエキゾチックな美しさと、落ちぶれ貴族に対する愛情も。しかしラブレターが殺到したのも納得のスーシェの格好いい可愛らしさ。

『スズメバチの巣』ポワロが未然に犯罪を防ごうと奔走する。ヘイスティングスがカメラに夢中になり、これが話のキーとなる。紅茶占い、もと恋人の部屋に飾られる写真や、怪しい人物の持つステッキのドクロの握り、そしてスズメバチの巣など小道具が効いている。ポワロのタキシード姿、ジャップ警部のガウン姿(と乱れ髪)などファッションも楽しめる。最後の台詞がお洒落。