アラバン

バビロン・ベルリン シーズン3のアラバンのレビュー・感想・評価

4.0
相変わらずの面白さ。
メインストーリーは、映画の主演女優を殺し続ける連続殺人鬼を追いかけることであり、その筋立てもうまく出来てますが、このドラマの魅力はなんといっても、ナチス台頭直前の1929年のベルリンという時代背景。

今回は大恐慌に至る5カ月間の時期を描いてますが、美術や映像、音楽を含めた全体的な雰囲気は本当に素晴らしく、ブライアン・フェリー色こそなくなりましたが、デカダンスな色付けも魅力的。

今のところナチスは雑魚扱いされてますが、主役のラート警部の甥っ子がヒトラーユーゲントに入隊するなどかなり存在感が出てきているし、彼らが台頭してくるのはまさに恐慌以降なので、今後の展開が異常に楽しみです。
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