DZ015

バビロン・ベルリン シーズン1のDZ015のレビュー・感想・評価

4.2
とんでもないドラマに出会ってしまった。1929年のベルリンを舞台にヒトラー台頭前の混沌の世と人々を描くサスペンス仕立ての濃厚なドラマ。

ドイツテレビドラマ史上最大級の予算が投じられたというだけありクオリティは完全に映画。自然光を取り入れた映像はどのカットもスタイリッシュで惚れ惚れ。かっこいいしか言葉なし。

ストーリーも犯罪、政治、戦争、貧富、性的アイデンティティーなど振り幅広く描かれ一瞬たりとも飽きさせない。登場人物が多い上にドイツ系の名前は覚えづらいがそれぞれのキャラが立っているので混乱はしない。そして悪役含め皆かっこいい。中でもしたたかなヒロインシャルロッテが最高。

インド映画ばりに無駄にダンスや歌のシーンが長いのも楽しめた。シーズン1を見終えても全貌はまるで見えてこない。

今冬シーズン3放送決定ということで楽しみすぎる。ぼくの中で「ツイン・ピークス」並に大切なドラマになる予感。とりあえずドイツに行ってみたくなる。
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