サトタカ

ザ・パシフィックのサトタカのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・パシフィック(2010年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

遠くの戦艦や戦闘機のCG、激戦地の損壊した死体、出番の多いハエなど現実感を高める演出が素晴らしい。臭いまでしてきそうだった。
日本軍との戦いをアメリカ人目線で描く作品なので、日本人としては非常につらい。アメリカ兵も、圧倒的に不利な状況でも降参せずに自決したり、神風アタックしてくる日本人に恐怖心を持っていたことがよくわかった。狂信者を見ているような感じで敬意などはなかっただろうが…。ジャップ、目のつり上がった猿などと罵倒する様を目の当たりにするのは、なかなか心にくるものがある。

ガダルカナル、パブブ、ペリリュー、沖縄と太平洋の島々を侵略してくる米軍の活躍(?)が描かれる。
米兵もたくさん戦死する描写があるが、戦死者数はもちろん、日本の方が圧倒的だ。

なんにせよ、いくら万歳突撃してこようが、便衣兵がいようが、兵士も一般市民も関係なく虐殺する大都市への空爆、そして広島、長崎に新型爆弾投下を正当化されるわけではない(はず)。

沖縄戦で赤ん坊を抱いた女性がトラップのようにして自爆するが、あれは史実なんだろうか?
少年兵が戦車への斬り込み攻撃をしたようなことは読んだことがあるが、泣き叫ぶ赤ん坊(おそらく自分の子)をダシにしてっていうのは、いくら狂気の日本軍とはいえ、相当にレアだったんじゃないかと思いたい(ので、このドラマでは派手に取り上げられていて不快)。