太平洋戦争の南洋諸島〜沖縄戦をアメリカ側の視点で描いたドラマ。
製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグ、トム・ハンクスが名を連ね、音楽担当の一人はハンス・ジマー。
ラミ・マレックとジョー・マッゼロの共演作ということで鑑賞。ジョー・マッゼロが中心人物3人のうちの1人ユージーン・スレッジを演じている。ラミ・マレックは同じ部隊に所属する兵士スナフ役。
戦争モノ苦手なので観るの躊躇っていましたが、素晴らしいドラマでした。
たとえ戦勝国であっても、苛酷な戦場で兵士の心は傷つき壊れていく。善人か悪人かは関係なく死と隣り合わせ。
戦う相手が日本兵なので観ていてどうしても複雑な気持ちになりますが…
ジャングルの苛酷さ、接近戦の連続、半端なく飛び交う銃弾に爆撃、ハラハラしながら観ました…
兵士たちの多くが本当に「普通の若者」で。戦争で未来を奪われたり、心を病んだりするのが切なくて悲しい。
ジョー・マッゼロ演じるユージーンは一番多くの話数登場する、物語の軸になる役。若くして軍人を志すのになかなか叶わない序盤、戦場での体験を経て荒んでいく様子、戦後も続く苦しみ、と変化の振り幅が大きく演技力の高さがわかる役でした。
幼なじみとの友情、部隊の仲間との間に生まれる信頼関係と絆が泣ける。
戦場のリアルさも凄いけれど、やっと終戦した最終話でも死ぬほど号泣…
実在の人物を描いていることもあり、最終話エンドロールでの紹介、後日談でまた号泣。エンドロールを踏まえてもう一度見返したくなった。
じっくり観るのキツイけどいずれもう一度観ます。
