Ayakashd

ピーキー・ブラインダーズ シーズン5のAyakashdのレビュー・感想・評価

4.7
いちいち全話がクソみたいにカッコいい。正気かよ?って思うくらいカッコいい。なのに全然耽美的すぎない、自己陶酔的でもない。なぜならば、このドラマのすべての美しさ、カッコよさは、すべて、トミーの孤独と恐怖から滲みてくるものだから。比類ない孤独。政治をする者、舵を取る者、ファミリーの頭脳たる者、生き残りを試される者であるトミーに課され、宿命的に誰にも理解されることのない、その孤独。

今シーズンは、過去シーズンと異なり、主題となる戦争が終結を見ない。これは戦争の長い始まりの物語に近い気がする。また、奇しくもまもなく始まる第二次世界大戦。トミーたちは大戦が忍び寄ることなど知る由もなく、自分たちは戦後の世界を生きていて、恐慌はあれど、この先にはbetter worldがあるのだと口にする。さらに苛烈な戦争が起きるということを知っている観客としては、このシーズン5にして、このドラマが第二次世界大戦を避けることはないだろうと確信を強める。

毎シーズン、前シーズンの数年後を描いていることからしても、次のシーズンは二次大戦直前か、開戦か…

あのファシスト党がどうなるのか…

これまでのシーズンに比べ、トミー個人、ファミリー個人に降りかかる困難より、ファミリーの趨勢に重点が移っているように感じた。トミー自身が政治家になったこともあり、より政治的であり、また世代対決やイデオロギー対決も見せる。やや俯瞰的なシーズンだったかも。

そのうえでなお、毎カットが死ぬほどカッコいいってほんとにすげえよ。

あの人も実は!って感じて登場するしw、意外にファンサービス精神のあるドラマだわw

次はどの名優が登場するかね〜〜