あさ

ピーキー・ブラインダーズ シーズン5のあさのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

善と悪の葛藤は続く。終始まとわりつく吐息がトミーの脳内を共有しているよう、まるで永遠に続く悪夢。

1929年になった。第二次世界大戦まであと10年。こうやって見ると世界恐慌からファシズムが膨らんでいくのも、歴史の線が辿れて面白い。

・ファシストとグラスゴーのレーザーギャングの繋がりとかマジであったのか、と初めて知りました。
グラスゴーは19.20世紀にロマ・カトリックアイリッシュ移民が増えて宗教対立があったそう。ビリーボーイズの創設者は実際British Union of Fascistのメンバーだったとか。(Wikipedia先生に聞いた)マーチ文化も強烈〜。
アイルランド問題は何となく追ってたけど、グラスゴーは特にプロテスタント色が強いとか知らなかったな。

・Which foot do you kick the ball with
でお前の宗教は何だって聞き方、
ほんと英語って一筋縄では理解できん。

・Britain First!と唱えるモーズリーのスピーチは何となく今を考えさせられますね。今もコロナ恐慌みたいなもんだし。アメリカの誰かさんはsocial distanceを守らない経済不況抗議デモ推進しちゃってるし。(私見)

・ヤンガーの車が爆破されたのすごく悲しかったけど、何より悲しかったのはたぶん男の子はヤンガーが黒人だからボールを蹴ったんだろうなと思ったこと。エイダの息子も差別的だった。
差別や憎しみがどこにでも蔓延っていて、色んな火種になってることがこのドラマでまたよく分かった。

・マイケルほんとアメリカに染まったな。今回のは流石に恐怖。ジーナは次のリンダかしら。
言いたいことは分かるけど、今までやってきたのにトミーのプライドとか考えないの…。いや、そういう問題じゃないんだけどさ。

・モーズリー暗殺の情報を流していたのはサッカー八百長させられてた彼?フィンが結構口を滑らせてそうだったな…。

・アルフィー復活に一時停止して泣きました。

トミーは貧しさも富も知っていて、それでも階級は一生まとわり付くことも知ってる。権力を弱者に与える術もある。
そうやって地元バーミンガムを手にしてきたんだろうけど、潮時なの?
今回のはバーミンガムがピーキーを裏切ってるようなエピソードが多かった。

どうなって行くんだろう。そしてS6までにわたしはここまでのストーリーを覚えていられるだろうか。