Kubo

ピーキー・ブラインダーズ シーズン1のKuboのレビュー・感想・評価

4.6
第一次世界大戦後 1919年
イギリスバーミンガム
街を牛耳る組織 ピーキー・ブラインダーズ
を率いるシェルビー家の重厚な物語。

紳士というイメージがある英国人なだけに、卑しく貶し、非道で下劣な言葉で煽るような矢面はそそられる。

画作りとその場に居合わせたかのように仕向ける、厳かだが大胆な雰囲気が、途轍もない説得力を成す。
その苗床を丁寧に耕し、植えて育てるのはBBC。
シャーロックを筆頭に、母国を掘り下げる秀才の集まりだと改めて伺える。


「1日を終える前に 心は壊れる」
三者三様...
見る者、聞く者、発する者。
想いに焦がれ、放ち、佇む。

1Sec,1コンマずつ闊歩するだけで引き込まれていく今作をロンドナーに憧れる方は是非見てほしい。
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