kazata

刑務所のルールブック/賢い監房生活(原題)のkazataのレビュー・感想・評価

3.5
以前からやたらと高評価されていた本作をようやくウォッチ終了。
良く言えば、各話とも見応えあり過ぎで感動できる!
悪く言えば、各話とも冗長な上に散漫でダレまくり!!

本筋以外のエピソードのボリュームがいちいち分厚すぎるせいで、とにかく1話の尺が長くてもう早々にお腹いっぱいだってば。各キャラ&エピソードがナイスだから、そっちを膨らませたくなる気持ちは分かるんだけども、それによってぶっちゃけ主人公の二人(キム選手&イ・ジュノ刑務官)のキャラ&話が魅力薄に感じられてしまうというね。
(前菜や副菜は美味しいけどメインの味がイマイチな料理を食べた気分…)
(肝心の野球描写もヒドくて冷める…)
(高校時代の置き去りにされたプレゼントの件とか、雑な性的マイノリティいじりとか…色々と問題点=未回収展開も多くて、なぜ本作がこれほど高い評価を受けているのか正直よくわからん…)
(主人公二人の恋愛話にも全く乗れないし…ってか、小学生ぐらいの頃から知っている妹みたいな子と恋人になる感覚は……ちょっと自分にはわからないや 笑)

そんなわけで、(後の傑作ドラマ『D.P.』に向けた役作りに思えて仕方ない 笑)チョン・ヘイン演じるユ大尉が登場してからが楽しかった&彼のエピソードこそが大感動な印象のドラマでした。
(ただし、彼のキャラ変もヌルッとされちゃってるのがもったいない)
(そして、何と言ってもペン部長こそが功労者でしょう!)

あとは、まあまあ面白かった軍隊ドラマ『サーチ』でもヒロインとして頑張っていたクリスタルちゃん、映画『82年生まれ、キム・ジヨン』や『長沙里9.15』等にちょこっと出てはいい味出してたキム・ソンチョル、『ラブ・セラピー』に出てたよね…なシン・ジェハや『ソロモンの偽証』でのメインが懐かしいソ・ジフンといったように、「どっかで見たことある!」的なサブキャラ俳優陣の活躍に一喜一憂することが楽しいドラマでした。
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