なおき

Marvel ルーク・ケイジ シーズン2のなおきのレビュー・感想・評価

3.4
前シーズンは、気は優しくて力持ちな男による下町人情活劇であったが、今回は打って変わって、マフィアもの。
なにしろ、ルーク・ケイジよりもマフィアとして街で台頭するマライア、そのマライアに復讐せんと暴虐を尽くすブッシュマスター、ハーレム街の争いに介入しようとする他のマフィアなど、ルーク・ケイジ自身よりもそっちのほうがメインで、なんだか、『ゴッサム』を見てるかのようだ。


実際、マライアとその娘、ブッシュマスター、シェイズによる愛憎入り交じった人間関係がメインの上、そのどれもがキャラが立ってるので、ルークさん、空気になりがち。
さらに、パワー系であるが故に動きがのろいルークに対し、我らのブッシュマスターはカポエラを用いたスピーディーで軽やかなアクションと、かなり見栄えする。
アクション面でもキャラクター面でも、ルークよりもブッシュマスターのほうが魅力的なのだ。
なんだか、『ブラックパンサー』の敵であるキルモンガーのようだなあ。
あいつも信念を持った復讐鬼でもあったし。


とはいえ、ルークにも、朗報あり。
『ディフェンダーズ』後に製作されたこともあり、『アイアンフィスト』組との共演がいっぱいで、特に成長したダニーとルークとの掛け合いはいい感じ。
彼らの共演が見られる回は、いつも以上にヒーローものとして成立しており、ルークもダニーも普段以上に魅力的。
原作でも、コンビを組んでるようなので、ルークもダニーも打ちきりになってしまった以上、コンビを組んで再始動して頂きたいね。


それで、本作はマフィアものであるが故に結末もまたマフィアで、ヒーローものとしては衝撃的結末なんで、一体シーズン3はどうなってしまうのか?と思ってしまうが、『アイアンフィスト』共々仲良く打ちきりなんで、もやもやがいっぱい。
個人的には、どうにか修正して、ダニーとの戦いを描いた新作をやって頂きたい。