回想シーンでご飯3杯いける

Marvel アイアン・フィスト シーズン1の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

3.3
MCU作品と世界観を共有するドラマ・シリーズ、その5作目。今回は舞台をマンハッタンのチャイナタウンに移し、カンフーを駆使する主人公が登場。マーベルの中で、ここまでがっつりアジア武術を取り込んだ映像作品は他に無く、なかなか目新しい。

敵は「デアデビル」にも出てきたヤクザ系の組織「ヤミノテ」という事で、こちらもアジア系。例によってアメリカの映像作品で扱われる日本の描写はどこか間違っているように見えるのだが、僕はこういうのにむしろ面白みを感じるので、「ウルヴァリン:SAMURAI」同様に楽しめた。

ストーリーが、次回作「ディフェンダーズ」へのつなぎっぽい感じで爽快感に欠けるのと、主人公のアクションがイマイチなのが難点。それを補うのがアジア系のヒロイン、コリーンによる切れ味の良いアクションで、ツンデレな美しさも相まって、主人公以上に作品を引っ張っている。そして、本作でも元看護師のクレアが登場。マーベル・ドラマには全作で登場する重要人物だ。