Ayakashd

ベター・コール・ソウル シーズン5のAyakashdのレビュー・感想・評価

5.0
圧巻のE9E10……!!
マイク、ガス、ナチョ、ジミーそれぞれの葛藤と戦略…そしてあくまで強く賢い男ラロ…

これわたしたち、いつの間にやらガス/マイクかラロかを選ばされるとてつもない葛藤に追い詰められてるよね…?こんなにラロを好きになるとはS4までに誰が予想しただろう…あれだけのBBの歴史をもってして、これほどのマイクの魅力をもってして、ガス/マイクvsラロの対決で、どちらも負けて欲しくない葛藤に陥るとは、ラロどんだけのキャラなんだ………!!!

これはBBのソウルの「ラロの遣いか?あれはわたしじゃない、イグナシオだ」がいよいよ現実味を帯びてきた…

しかし作劇が渋すぎる。カットが、見せ方が、演技が、役者が、何もかもが渋すぎる。かっこいい…くそう。これ以上の語彙が出てこない。

わーーーー!!!このまままたS6まで待たされるのか!?!?待てない……いよいよ決戦か…。。


E8マジでこれなんなのマジで!!毎話ベスト更新なんですけど!!!傑作傑作傑作…いやそしてこのエピソードはむちゃくちゃBBの世界観を思い出させるワイルドで砂漠なエピソードだった。カット…カットが全部かっこいい。マイクとラロがくそかっこいい。マイク反則だよこれはこれは反則!!そしてついに覚悟の決まったソウル。あとキムもほんとになーーカルテル弁護士の素質あるよほんとに。すごい選択するよね。普通の女には絶対できない。
いやーーーーーちょっと何がいいって言いづらいけどめちゃくちゃな完成度の高さ。渋い。かっこいい。巧い。もうちょっと、極めてる感がすごい。
あそういや前回のJust Make MoneyってBBにも出て来たよねぇ…?
いやーーーこれどうなるんだろう、あと2話だよね、いったん?このシーズンでは終われないよね…?

E4。
ちょっとジミー!!ハワードがかわいそうじゃん!!浄化されたハワードにめちゃくちゃ癒されたのに。ハワードは、ジミーにどやされて目が覚めて感謝してるのに、ジミーはやっぱり…てか…ここまで複雑な人間性と、言葉にならない複雑な感情を、こんなふうに見せるとはなぁ…秀逸…
キムの葛藤もますます…キムがジミーに頼る場面のあのキムの表情。
ガスのイライラした時の表現がまたさぁ…渋いし巧いし洗練されすぎてるよ…あのライルくんのシーンはまじで、どうやったらあんなこと思いつくの?巧すぎる。そしてライルくん…おつかれさま。ガスという人の人柄があそこまでありありと、寡黙に表現されるとは…もうちょっとこれ傑作すぎないか。
そしてマイクの葛藤。やっぱり、BB時にはガスの最も忠実な部下だったけど、それを覚悟できるまでには相当な葛藤があったんだということを、緻密にひとつひとつドミノ並べるように見せられる。ラストシーンもなぁ…いやしかし。傑作すぎないか。このドラマ。

E3中。
ハンクとゴメスが出てきて泣いた。この車、きっとあの時の車だ。ドミンゴとソウルとハンクとゴメスがみんないて、ただただ泣ける。なんてことだ、みんなただのドラマの登場人物なのに!!
あとラロ最高。最初出てきた時ナチョが心配でヤキモキしたし、ガスの邪魔しないで欲しくてイライラしたけど、でもラロはラロとして最高だって気づいた。
でもナチョが板挟みでハゲかける会社員みたくなってる…重圧だ…
しかしこのエピソードもまた秀逸だな…アイスクリームにたかる蟻や、窓からビール瓶を放り投げる二人のカット、ナチョの家から去るパパのカット…含蓄がすごい。いやー…ブレイキングバッド とはまた全然違う、完成度の高さ…
Ayakashd

Ayakashd