Yui

ベター・コール・ソウル シーズン2のYuiのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

チャック(兄)と一線を引き、新しい弁護士事務所に入り心機一転したジミーだが…。

正攻法で進めないジミーが、私の知ってるソウルなので、いいぞ!!と思う反面、その衝動が生い立ちなども関係してくるから切ない…。

チャックは、正義が正しいとは限らないを絵に書いたような人で…めちゃくちゃイライラするけど、彼もまた小さな心の綻びを沢山抱えて生きてきた。
でも恨まれるような気持ちでチャックに接せられるジミーがやっぱり可哀想。何があっても、チャックのピンチには駆け付けて、全てを投げ打ってでも助けるのに…そこまで見越してジミーを正義でぶった切ろうとするチャック。執念がヤバい怖い。

私だったらこんな兄とは距離を置く…って思うけど、実際そこまでスパッと出来てハッピーになれる性格ではないので、ジミーの気持ちも少し分かってしまうな。同性の兄弟って拗れるとこんなになってしまうのかな…。二人とも、愛されたかったっていうのを凄く感じるので、なんか観てると泣けちゃう…。



ヘクターの登場シーンが鳥肌ものの秀逸さ。チーン🔔って鳴ったら出てくるんだもん、胸熱過ぎて感謝感激案件過ぎる!!

エルネストがとにかく不憫。仕事させてやってくれよ…身内でもない偉そうなじじいの世話辛いだろうに…。私だったら耐えられないと思う。

キムが本当に良心のある良い人で、それが救いでもあり、お願いだからキムだけは幸せに…!と今後の展開を願ってしまう。仕事も恋も一生懸命で、真面目ででもユーモアもあって可愛らしい、こういう女性に憧れちゃうね。素敵。
キムだけベターコールソウルの住人なのは間違いでは?!と思ってしまうくらい善。

キムがチャックに、ジミーが言えなかった事ぶわっと言うシーン、めちゃくちゃスッキリするのに同時にぐぬぬとなる…こういう心理描写が巧み過ぎて、このドラマの面白さも一言じゃ言い表せないんだよなぁ。

あとはマイク。本当に、犯罪者と悪人は=ではないなと思わされる。自分の中の一線ってめちゃくちゃ大事だけど、それを越えるのなんて一瞬なんだよな…。
マイクの結末を知っているだけに、孫とのシーンは毎回胸がぎゅってなっちゃう…。

キムとチャックがブレイキング・バッドに出てこない理由も最後まで観れば分かると思うけど気になるし、OPのドーナツ屋さんも色々気になるー!

そして今回初めて気になっちゃったんだけど、ジャケットって意味あるよね?ない訳ないわな!
シーズン2のジャケットは真っ直ぐじゃない坂道を辛そうに登るジミー。そうなってくると、シーズン3の白黒がめちゃくちゃ気になる!!しかも自分で線を引いてる!


はーーーーーーー面白いっ!
シーズン3観よっ!!!
Yui

Yui