滓

中学聖日記の滓のレビュー・感想・評価

中学聖日記(2018年製作のドラマ)
4.5
まず役者の起用の仕方が非常にうまいと感じました。
幸薄い役柄が板に付いてきた有村架純はもはや安定感の塊。芸能界デビュー作となった岡田健史は、業界人からの演技力に対する評価はあまり高くないそうですが、思春期の中学生や高校生という役に対して、その不安定さが逆にハマっていたと思います。キャリアウーマンを演じた吉田羊はもはや言うことなし。また劇団エグザイルの町田啓太は今作で初めて演技を見ましたが、爽やかさや狂気を孕んだ瞬間の表情など、台詞だけじゃなく醸し出すオーラでの演技ができる役者なんだなと思いました。そのほかにも黒岩晶の母親役の夏川結衣など、世界観を支える実力派がいたからこそ成り立った作品なのではないでしょうか。

脚本に関しては100点とは言えなかったと思いますが、TBSドラマ班の美しい映像の作り方には脱帽しました。また劇中音楽は非常にレベルが高く、主題歌であるUruのプロローグは、毎回聞いていて琴線を揺さぶるものがありました。

最後に、必ず観てよかったと言える作品だと思います。少なくとも有村架純好きな人には、損はさせない作品です。