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中学聖日記のriのレビュー・感想・評価

中学聖日記(2018年製作のドラマ)
5.0
禁断の恋なのに、どこまでも純愛。
中学生時代の黒岩くんかわいすぎる。ほんっとうにかわいすぎる。(2回目)音楽も全体的に切なくて透明感があって素晴らしいです。
親の愛、恋人としての愛、友人としての愛、好きな人を一途に思い続ける愛が描かれていて、この世界に正解なんてひとつもないことを思い知る。ただ、自分の信じる正解に向かって突き進むこと。
原口さんの言葉はどれも本当に胸にささる。痛みを知ってる人は人一倍相手に寄り添うことができる、強くなれるんだ。
「それしかない、って、何もないようですごくもってる」という原口さんの黒岩くんへの言葉、深い。
最終回で、黒岩くんが、聖に、「がんばれ、どこにいても聖ちゃんが笑顔でいれますように」と言っていて、笑顔で送り出したシーン、しょうたろうが、聖に「全て失え」と言ってしまったシーン、しょうたろうの人間臭さは好きだしめちゃくちゃ共感できるけど、黒岩くんみたいに、好きな人の幸せを願える人になりたいな。なれないかなー。
黒岩くんの、聖に対する気持ちは本当に純粋で「僕は先生にただ優しくしたいんです」って言葉が、好きという感情のシンプルで1番大事な部分なんじゃないかなあと改めて気付かされた。
勿論、聖が先生でいられなくなってしまったのは黒岩くんが問題なんだけど、先生やめないで、っていう黒岩くんに、んん?ってなったし、同級生の子2回も傷つける必要なかっただろ、このふたり、自分の気を紛らわすために周りに迷惑かけすぎな赤ちゃんだな、とも思った。色々矛盾的な発想、自分勝手さは目立ったけど、なんだかそういうの全て、原口さんの哲学が解説してくれてる気がします。。恋愛とは矛盾していて、自分勝手で、幸せばっかりじゃないもの。原口さん偉大。

最後に黒岩くん最高of最高。
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