おにぎり

中学聖日記のおにぎりのレビュー・感想・評価

中学聖日記(2018年製作のドラマ)
3.6

Amazon primeで一気見 

禁断の愛という題材、タイトルから敬遠していたけど、「MIU404」や「望み」で存在感を放っていた岡田健史さんが出てて気になり見てみた。

人間の成長、世間の常識・ルール、大切な人を思うこと、家族や恋人との関係性などを丁寧に描いた作品だと思いました。惹きつけられるし、ハラハラドキドキするし、グッとくる。

岡田健史が演じる黒岩くんがかっこよくて、こんな子がいたらそら気になってしまうしアプローチされたら好きになってしまうわ🙈(きゃー) と思ったアラサーなわたし笑 

以下、ネタバレしない範囲でご紹介↓

子供の頃からの夢である教師として働く末永聖・すえながひじり(有村架純)と男子中学生黒岩晶・くろいわあきら(岡田健史)の禁断の恋愛を描いた恋愛ドラマ。

本作がピュアな清純派女優脱却のきっかけにもなったと思われる主演の有村架純さん。そして1年がかりのオーディションを経て選ばれ本作で鮮烈なデビュー、本作を通して急成長したのが目に見えてわかる岡田健史さん。お二人をはじめ、皆さん演技が素晴らしい。

難しいテーマですが、メインのお二人の演技が絶妙で、二人とも魅力的で恋に落ちてしまうのがわかる。放送当初、怖い、気持ち悪い、イライラする等の批判があったみたいです。私も、イライラしました。大体みんなイライラすると思います!
が、恋に没頭する若い人って(若さは関係ないかも)実際に時に周りをイライラさせるし、自分でも怖い、気持ち悪い行動をとってしまうものだと私は思っています。(自分にも身に覚えの一つや二つ、、)なので、そこも含めてリアルなんです。

聖ちゃんは若い先生にいそうな危うさ、社会人になりたての大人にある自信のなさを持つ、若干あざとい可愛らしい女性。(あーこういう人いるいる) 黒岩君は、ごく稀にいる(学校に1人とか)スタイルが良くて運動勉強もできて、何を考えているかわからないちょっと近寄りがたいイケメン。(ミステリアスで気になっちゃう感じね)
町田啓太さんが演じる商社マンで聖ちゃんの婚約者(こういうプライド高い商社マンいるわー)、夏川結衣さんが演じる黒岩君の母も、一見異常にも見えるけど同じ立場だったらと思うと、気持ちがわかるなと私は思いました。
重要な登場人物は一人ひとりが実際にいそうだな、と思わせてくれる。私にとって作品の中で、役の気持ちを理解できるか、いそうだと思わせてくれるか、はとても大事なポイントなのです。


プロデューサー、ディレクターは「Nのために」、「アンナチュラル」、「MIU404」など人気作を手掛けている新井順子さん、塚原あゆ子さんのタッグ!はい、私が大好きな作品ばかり。切ない感じと、ハラハラさせる感じが、とてもうまいなぁと、思います。
特に、演出、描かれている場面(田園風景、夕焼け)が、めちゃめちゃ「Nのために」!を思い出させます。見た人なら絶対わかるはず!映像も綺麗です。
最近のドラマだと「着飾る恋には理由があって」もこのコンビのようなので、そのうち見てみたいと思います。

気になるポイントといえば、、回想描写が多すぎる。セリフも含めてテンポが良くない。(個人的にもっとテンポが良い作品が好きで..私との相性が良くなかった..)

主題歌はUruさんによる書下ろし楽曲の「プロローグ」。本作を優しくほっと包み込むような、青春の光のように儚く、綺麗で、非常に印象的に残る曲です。歌詞も世界感にぴったりで、今でもこの曲を聴くと場面が思い出されます。


最初にも書きましたが、難しく敬遠されがちなテーマですが、本作は禁断の恋愛が良い悪い、若い恋愛は盛り上がってしまう、とかだけではなく、自分の気持ちに向き合うこと、世間の常識の厳しさ、人を思うときにどう考えて、行動するか、そしていろんな出来事を経たそれぞれの人間としての成長を描いていると思います。全て必要で、無駄や間違いなんてない、と思わせてくれる。そして、随所随所にハッとさせられるセリフが散りばめられています。
テーマで敬遠せず、ぜひ多くの人に見ていただきたい作品です。