このレビューはネタバレを含みます
けっきょくの所さいごは代理ミュンヒハウゼン症候群の話になってしまった。
私は殺人事件の話が見たかったのに。
この疾患について初めて知る人は新鮮なのかもしれないが
違うドラマで何度か見ていたので最終話は気持ちの悪い母親をえんえん見せられて食傷気味になってしまった。
庭から凶器が見つかっただけで母親にすべて犯行をなすりつけるのは強引だし、大人に近い女の子の遺体を一人窓際に座らせるのはかなりの大仕事だとわかる。
地元の警察はちゃんと捜査してたのか不安だ。それとも警察もグルだったのだろうか?
エンディングで雑にまとめてしまったり、事件にはあまり関係がなかった長女の過去をフラッシュバックを多用してさも意味ありげにブツ切りで見せるのもいまいち。
母親に人形扱いされていた三女が被害者から抜いた歯をドールハウスの床にしてたり、よく見ると窓辺に女の子が座っているのはゾクッとしてよかった。あのドールハウスをもう少し効果的に謎解きに使えてたら面白かったんじゃないだろか。
デヴィッド・スーシェ演じる名探偵ポワロシリーズにミニチュアの日本庭園が出てくるお話がありましたがこの庭園の中にダイヤモンドが隠れてたというのを思い出しました。