ブタブタ

GHOUL/グールのブタブタのレビュー・感想・評価

GHOUL/グール(2018年製作のドラマ)
3.0
もっと早く見ればよかった!
世界一信頼出来るプロデューサー、ジェイソン・ブラムさん制作のインド・ホラードラマシリーズ。
約3年経ってるのでややネタバレ注意で<(_ _)>
Netflixのインド産ドラマってこないだのゾンビ物が箸にも棒にもかからない出来だったのでコレも見逃してた。
宗教対立から恐らくは文化大革命やポル・ポト派みたいな勢力によるクーデター等で軍事独裁化した近未来のインド。
政治犯を収容する秘密収容施設に大学教授の自分の父親を国家に告発した事が認められて「尋問官」としてやってくる主人公の女性ニーダ。
このニーダが此処へやってきた目的や父親の目的などがラストで明らかになるサスペンス的なストーリーが骨子にあり其れと共に『物体X』みたいな外界と隔絶された状況の中で現れたエイリアンみたいな怪物からのサバイバル。
タイトルのグールは食人鬼やゾンビ系ではなくて解説によるとアラブの民話伝承に登場する人間に憑依したりする魔物・悪魔と呼ばれる存在らしい。
この収容施設に拷問尋問の為に送られてきたテロリストの指導者アリ・サイールの正体がグールで次々と他の人間に化けて襲っていく所とか今は誰に化けてるのか?と互いに疑心暗鬼になっていく所とかはやっぱり物体X。
それとグールが化けた人間とオリジナルが同時に存在してしまうのはSキングの『アウトサイダー』に近い存在かも。
なので之が後半に生きてきてミステリー的などんでん返しに使われたりする。
ゴア描写も気合い入ってるし可也いい。
しかし展開がちょっと遅くてほぼ面白い所は最後の三話目に集中してるので其れが少し不満。
ブタブタ

ブタブタ