このレビューはネタバレを含みます
「ダイバーシティ」とは何か。
このドラマが表現しているものはまさしくそれ。
７カ国８地点で生きる８人が、ある日を境に感覚が共有され始める話。
感応者と呼ばれる感覚を共有している人々 vs 彼らを捕まえようとしている組織BPO
LGBTQの人々を描写するのはもちろん、宗教なんかもテーマに盛り込んでいて深い。
バラバラの彼らがそれぞれの得意分野を使って協力し、１人で戦っているわけじゃないというのが熱い。
ラスト２話はライリー救出作戦になって、群像劇感が無くなるけど、シーズン２ではもっと敵の組織との対決にみんなが絡んでくるのかな。
キャラごとのストーリーがどれも面白くて、この人だとダレるなぁとか全く無いのが奇跡的なバランスで本当にすごい。
特にリトのエピソードはグッとくる展開が多くて好きだ。
音楽もSigur RosとかAnohniとか、キャラにあった直球な選曲で良い。
備忘録として、主人公８人。
ライリー•••アイスランド出身の凄腕DJ@レイキャビク
カーラ•••金持ちの男性と結婚予定の薬剤師で敬虔なヒンドゥー教徒@ムンバイ
カフィアス•••バスの運転手で敬虔なヴァンダム信者@ナイロビ
ウィル•••幼少期に悪さしまくっていた警察官@シカゴ
サン•••大企業の社長の娘にして、地下闘技場のキックボクサー@ソウル
リト•••ゲイであることを世間に隠している人気俳優@メキシコシティ
ノミ•••トランスジェンダーの女性で凄腕のハッカー@サンフランシスコ
ヴォルフガング•••金庫破りを生業とする泥棒で銃器の知識が豊富@ベルリン
