Relishi

ラブ・アゲインのRelishiのネタバレレビュー・内容・結末

ラブ・アゲイン(1998年製作のドラマ)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

お互い想い合いながらも、それを告げることなく疎遠になってしまった幼馴染の裕太(渡部篤郎)と美月(石田ひかり)、偶然7年ぶりに再会を果たす。
お互いにはそれぞれすでにパートナーが存在するも、その再会からかつて秘めていた想いが溢れ、周囲を巻き込み、次々に環境や人間関係が崩れていく。

なかなかにひどい代物だった。
背景の描けてなさにも驚くが、この時代特有のジェットコースター的展開、次から次に不幸が訪れ、ふたりの純愛がなかなか身を結ばない。
そしてふたりが純愛を貫くことで、非常にたくさんの人を傷つけていく。
身勝手だと言われても仕方のないほどに。

視聴率の低迷により9話で打ち切りとなっているが、最終話はなんとかうまくまとまっていた。
美月の旦那、光一(武田真治)がサイコパス的な役どころなのだが、その根深い闇が救われる瞬間は大変ほっとした。
奇行が甚だしく、見ていられないほどだったので。

また、この時代の服装を渡部篤郎が持ち前のスタイルの良さで着こなし、どんな服もセンス良く映ることに脱帽。
古めかしさをまるで感じさせない洗練された風貌はさすがだった。

タイトルバックは松原弘志。
松原弘志のタイトルバック集とか欲しい。
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