茶一郎

マスター・オブ・ゼロ シーズン1の茶一郎のレビュー・感想・評価

4.5
【記録】
 エミー賞・脚本賞受賞も大納得の素晴らしいコメディ。都会派オフビートコメディということで、スマホ誕生以後のウディ・アレンと言っても、特に9話-10話は『アニー・ホール』と同等の強度を持つと言っても褒めすぎでは無い気がします。
 タイトル『マスター・オブ・ゼロ』、日本語に言い換えれば「何者でもない」ということだろうか。大人になって人生の道しるべが明確になった分、自分が「何も極めていない」=「何者でもない」ということに焦る主人公。恋愛、結婚、仕事、様々な人生の困難に加えて、インド系の主人公への障壁は人種マイノリティとしての問題も、また女性差別や、ハリウッドのホワイトウォッシュ問題もこの『マスター・オブ・ゼロ』に掛かれば軽口で切り捨ててしまう。
 最高に幸せ、少しビターな大人の日常系。何よりも1シーズン、30分弱×10話というのが最高!