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ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン4のBeSiのレビュー・感想・評価

5.0
シーズン4 vol.2、無事制覇しました。(7/1)色んなことが起こりすぎて何から書けば良いか分かりません。とりあえずvol.1(第1章~第7章)での出来事から書いていきたいと思います。ちなみに、ここからのレビューは、vol.2(第8章~第9章)の全容もネタバレしています。長いです。なるべく見たくない人はスルー。20行目辺りから書いてます。

















スターコートでの事件の後、再会を誓い合ったホーキンスの少年少女たちは、高校生になりましたが、決して順風満帆とは言えない生活を送っていました。それは大人たちも同じです。新天地での辛い仕打ちを受ける者、以前のような交友関係を築けなくなった者、別れに失望する者......。そんな重荷を背負う人々に更なる試練が襲いかかります。

ある日ホーキンスで、女子高校生が全身の骨を折られ目玉が無くなった状態で発見されるという痛ましい事件が起こります。第一発見者であるヘルファイア・クラブ所属のエディは、同じく部員であるダスティンの友人たちを含めた皆に、自分が見たものを震えながら伝えます。そしてその犯人が、裏側の世界に潜むヴェクナと呼ばれる未だかつてない悪魔であることが判明します。悲惨なことに、その間にもヴェクナは一人また一人と惨殺を繰り返していきます。ホーキンス新聞社の同僚の死を知ったナンシーは、一連の事件の最初の犠牲者であるクリッシーと死体の特徴が酷似していると分かり、独自に調査を進めます。そして、エディの叔父から、1959年のクリール一家殺人事件の首謀者であるヴィクター・クリールが犯人である可能性を聞き出します。ナンシーはこれをダスティン一行に伝え、情報交換を行なったうえで行動を開始しますが、ついにヴェクナの魔の手がマックスにまで及んでしまいます。マックスを救うべく、一行は調査を急ぎます。すると、驚くべき事実が明らかになりました。

1959年、クリール一家は新居での生活を送っていました。しかしある時を境に、家のあらゆる場所で奇怪な現象が起こり始めます。そしてその弊害は家族にまで及び、結果的に父であるヴィクターを除いた全員が死亡。逮捕されたヴィクターは "悪魔が全てやった" と供述しますが、当時の警察には取り合ってもらえず、重病患者として精神病院に入院。解決されたかに思えた事件でしたが、これには衝撃の真実が隠されていました。事件の真犯人はヴェクターの息子、ヘンリーだったのです。世の中に嫌気が差したヘンリーはやがて超能力に目覚め、自分でも制御出来ないほどに進化します。そんな彼に目をつけたのが、ホーキンス研究所長のブレンナー博士でした。彼はヘンリーを被験体第1号として、どんどんと被験体を増やしていきますが、ヘンリー自身は未だに現状に満足出来ず、どこまでも自分は不憫に扱われることに怒りが芽生え始めます。そしてその怒りが、ヘンリーを裏側の世界の開拓者、ヴェクナに変化させたのでした。やがて現実世界の壁を破り、裏側の世界と繋げることを企むヴェクナは、世界に向けて最後の戦いを仕掛けます。

一方、ロシア・カムチャツカ半島では、スターコート・バトルで死んだと思われていたジムが独自に行動をしていました。ジョイスやマレー、カムチャツカ半島内の刑務所護衛であるディミトリ、密輸業者ユーリの協力もあり、見事ジムの救出に成功します。デモゴルゴンを退治し、ジム一行はホーキンスへと帰路を辿るのでした。

その頃ホーキンスとカリフォルニアでは、決戦の火蓋が切られました。裏側の世界では、ナンシー・ロビン・スティーブはヴェクナの住処への侵入及びヴェクナの始末、ダスティン・エディはヴェクナの始末を円滑に進めるためのコウモリの大群誘導。ホーキンスでは、マックスがヴェクナの囮となりルーカスの援護を受け、エリカはフェーズの進行具合を随時伝える連絡網。カリフォルニアでは、マイク一行がエルの潜入任務(マックスの記憶の中)を静観。

順調に進んでいたヴェクナ討伐計画でしたが、驚くことに、計画がヴェクナにバレてしまい、皆が死と隣り合わせの困窮状態に陥ります。頼みの綱であるエルに全てが託されました。マイクの今までの想いが伝わり、エルが覚醒。極限状態に達したエルがヴェクナを制止。そして、間一髪のところでヴェクナの討伐に成功......したかに思われましたが、ダスティンとともに任務を遂行していたエディは、間に合いませんでした。ダスティンへ想いを告げ、彼にヘルファイア・クラブ継承を託し、力尽きます。そして、ヴェクナが4人目の対象となるマックスの抹消を完了させたことで、ホーキンスと裏側の世界に通ずるゲートが開き、ホーキンス一帯が大地震に見舞われます。

2日後。悲しみに暮れる人で溢れかえるホーキンス。しかしそんな中でも、死闘を終えた人々は、愛する人や友達との再会を果たします。マックスが一命を取り留めたこともあって、仲間内は安堵に包まれます。しかしそんな幸せも束の間、ウィルはマイクに衝撃の事実を話します。ヴェクナはまだ生きていて、世界を食い尽くすまで彼は止まらないと感じると。そしてウィルの言葉を表しているかのように、突如として空から塵が降り始めます。遠くの方では、裏側の世界の侵食が始まったことを示す恐ろしい光景が広がっていました。



こんな終わり方であと2年も待ってくれなんて無理ゲーです。ダファー兄弟よくもこんな酷いことをやってくれたな。でも、エディの勇姿は絶対に忘れられないし、マックスも最後は助かったみたいで良かった。終盤で色々と号泣させられたシーズンでした。史上最低で史上最高のシーズンでした。魅力的な新キャラも沢山出てきたし(アーガイル最高)、Jopperの絡みも見れただけ良いとしましょう。ウィルお願いだから幸せを受けてくれ。



次で最後です。
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