YasujiOshiba

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン1のYasujiOshibaのレビュー・感想・評価

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数年前に見ていたのだけれど、すっかり忘れていた。『電脳コイル』が面白いなら、これも見ないとダメ、なんて娘が言われて来たというので、そうなのかとクリックしたら、始まってすぐに観たことがあると気がついて笑ってしまう。

笑いながらも、すぐに引き込まれて二回目を観てしまったのだから、なかなかよくできたドラマだってこと。それに、シリーズ2が配信されていることを知らなかったし、近々シリーズ3も公開されるというのは知らなかたたぜ。

さて、ふたたび見直しながら、イレブン(エル)を演じたミリー・ボビー・ブラウンを初めてする子どもたちがよいことを確認。子どもたちがいい演技をすると、いい映像になる。印象に残ったのは、失踪した少年ウィルの兄ジョナサンを演じたチャーリー・ヒートン。写真を撮るのだけれど、ノイジーな音楽が好きな設定。じっさいイギリスのノイズロックバンドでドラムを叩いていたみたいだね(https://www.nme.com/blogs/nme-blogs/which-stranger-things-cast-member-was-in-a-british-noise-rock-band-4610)。

ところで、ドラマのなかで登場した感覚遮断タンク(アイソレーション・タンク)ってのは、たしかケン・ラッセルの映画『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』で初めて知った。このタンクを発明したジョン・C・リリー博士自身が、ケン・ラッセルの映画のモデルだったらしいけど、彼が研究した変性意識というのが、『ストレンジャー・シングス』のなかで、イレブン(エル)の能力を増大させるという設定なんだね。

時代背景としては冷戦がある。東西冷戦という状況のなかで、科学は人間を月に送ると同時に、その脳を自由にコントロールする技術にしのぎを削っていたわけだ。米国でこの洗脳技術をすすめたのは「MKウルトラ計画」と呼ばれるものらしい。そんな事実の基づきながら、ドラマとしてはエルのような能力者を登場させて、未知の次元にうごめく「異他なものたち」(ストレンジャー・シングス)との遭遇を描こうというわけだ。

いやはやそれにしても、子どもたちをきちんと描けば描くほど、その視線から見えてくる世界は、じつにスリリングになってくるよな。さあて、これからシーズン2を楽しむことにしよっと。