茶一郎

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン1の茶一郎のレビュー・感想・評価

4.5
【記録】
 80年代の質感。SFやホラーが最高にクールだった時代に連れて行ってくれる。 
 物語は一人の少年の失踪から始まるSFスリラー・ミステリーといった具合ですが、3、4話まで見てしまうと恐ろしいほどに睡眠時間を持っていかれます。
 本当に感服するのは、少年パート・青年パート・親パートの3つのお話を平行して語りながら全く混乱させない編集と語り口で、それぞれが『E.T.』、『IT』、『スタンド・バイ・ミー』・『エルム街の悪夢』・『ジョーズ』、『未知との遭遇』に対応させるという巧みさ。またその語り口が、「子供」、「ティーンネイジャー」、「主婦層」とドラマのターゲットを広く見積もった上で強い共感を覚えさせる、凄まじくクレバーな予測に基づいているのではないかと邪推してしまう凄さであります。

 今シリーズをクリエイトした新星ダッファー兄弟は、当初、『IT』のリメイクを考えて今作に繋がったようですが、才能あるクリエイターを抜擢するNetflixの采配の見事さも素晴らしいです。