なお

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン1のなおのレビュー・感想・評価

4.5
これは現代の『スタンド・バイ・ミー』なのか。

舞台はアメリカ・インディアナ州の田舎町。
仲間たちと興じるボードゲームが大好きな少年、ウィル・バイヤーズが突如姿を消した。
彼の友人であるマイク、ダスティン、ルーカスの3名はウィルを探す道中で謎の少女(=イレブン(エル))と出会う。
この出会いをきっかけに、3人の少年は町全体を巻き込んだ謎の組織の陰謀との戦いに身を投じることになる…

面白い。
本作は単なるスプラッタやスリラー作品ではなく、重厚かつ感動的な人間ドラマでもある。

ウィルを探すために知恵を振り絞り、時に決裂しながらも最後には結束し、東奔西走するマイクたちの青春活劇。
ウィルの母・ジョイスは半狂乱になりながらも、長男のジョナサン、町の保安官であるホッパーの力を借り、まさしく「執念」で愛する息子を探し続ける。

”ウィルを探す”。
その共通の目的の下、エルを除いて何の特殊能力も持たない一般市民である彼らが結束し、異形の者----ストレンジャー・シングスを打ち倒すまでの姿は感動モノ。

そのストレンジャー・シングスも、ハッキリとした姿を視聴者に表すのはドラマ終盤になってからであるが、逆に「何者なのか見えない」恐怖を増幅させてくれる。

色々と書きたいことはあるけれど、「謎の怪物に襲われる恐怖」よりも「怪物や謎の組織に立ち向かう人間たち」の姿を楽しんでほしいと思った作品。